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2022年07月11日 [船の豆知識]
船の相棒 ギャングウェイってなんだ?
はじめに
こちらの動画☝見ていただけましたか?ポートサービスでは働く船の魅力をもっと多くの方に知ってもらいたい!という思いからYouTubeを始めました👏こちらのサムネイルはタンカー船への送迎の際のものです。かなり大迫力なので、ぜひ見てみてくださいね🎵
船の大きな階段◇ギャングウェイとは◇
ところで、冒頭のサムネイルに映っている階段、何ていうかご存じですか?
動画内でも少しだけ説明していますが、この階段のことを港湾用語でギャングウェイといいます。船を乗り降りする際に使用される船と陸、または埠頭の間に渡される踏み板の総称です。飛行機でいうところのタラップをイメージしてもらうとわかりやすいと思います。
それにしても、ギャングとはちょっと物々しい感じがしますよね💦一体どんな由来があるのでしょうか?
ギャングウェイ◇名前の由来◇
港湾用語でギャングとは船内の荷役業務を行う人員の最小班のことをいいます。船の種類にもよって異なりますが、8〜22人で構成されることが一般的です。
もともとは船員同士が仲間うちで自分たちをギャングと呼んだことから使われるようになりました。なんか、かっこいいですよね✨
つまり、ギャングウェイとは、ギャングの通り道。尚、ギャングの由来は諸説あり、オランダ語の「gang =通路」、ドイツ語で「列をなす」、英語で「群れをなす」や「集団」から由来するともいわれています。どれもしっくりくるグローバルな港湾用語ですね😁
ギャングウェイの種類
ギャングウェイの形状は、船と岸壁との距離や段差によって様々な種類があります。岸壁と船との距離が近い場合は板状で持ち運び出来るほどのコンパクトなものがありますし、大型船への乗船時など、段差が大きい場合には階段状やエスカレーター式になっているものを使用します。
冒頭のタンカー船は大型なだけあって、ギャングウェイは階段状になっています。サイズもかなり大きいですよね。動画を見て頂くとわかりますが、人が米粒ほどに見えます💦
また、大型客船などでは段差や傾斜を最小限にしたり、車いすの方がそのまま乗り込めるように工夫された簡易エレベータを併設したバリアフリータラップが設置されている場合もあります。
おわりに
船によっても様々な形状があるギャングウェイ。船に乗る機会があったら、ぜひ注目してみてくださいね🎵今回も最後まで読んでくださってありがとうございました😊
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資料引用
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