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つなとりボートから発見!横浜港の海の安全と効率的な物流を支える景色

はじめに
いつもポートサービスのブログを読んでくださり、ありがとうございます。
実は先日、YouTubeの撮影でつなとりボート 鳥海に乗る機会がありました。普段見慣れている横浜港の景色も、船上から見ると全く異なる印象を受けます。例えば、海上から見える信号に色々な意味があったり…、ベイブリッジを真下から見上げたときの壮観さに息を飲んだり…。
今回のブログでは船から横浜港を眺めて、新しい魅力を発見していきましょう🎵

大桟橋営業所を出発!
日本屈指の貨物取り扱い量を誇る横浜港において、コンテナ船の入出港をサポートするつなとりボートの役割は重大です。船の上で作業をする乗組員も、靴紐をキュッと締めて、作業への心構えを整えます。つなとりボート:大型船の入出港時に係留ロープの取り扱いを担う小型船舶靴紐
まず、大桟橋営業所を出発した鳥海は、目的地の南本牧コンテナターミナルを目指して出発しました。この日の作業はコンテナ船のつなとりです。
つなとり:大型船の入出港時に行われる重要な作業。小型船舶が大型船と岸壁の間を往復して係留ロープの受け渡しを行い、大型船を安全に岸壁に固定したり、離岸させたりする。大桟橋を出発

言わずと知れた横浜のシンボル ベイブリッジ
まず見えてきたのは横浜ベイブリッジ。言わずと知れた横浜のシンボルですが、橋脚の真下から見上げるとその姿は壮観です。全長860メートルの2層構造の斜張橋で、上層部は首都高速湾岸線、下層部は国道357号として機能しています。本牧ふ頭と大黒ふ頭を結び、横浜港と東京港方面を結ぶ港湾物流ルートの一端を担い、物流の効率化に貢献しています。
また、下層部には展望施設スカイウォークがあり、年末年始を除く土日祝日のみ開放される観光にもおすすめのスポットです。ベイブリッジ

海の安全を守る 本牧船舶通航信号所
続いて見えてきたのは、本牧ふ頭の信号所。横浜航路は1日に1000隻もの船舶が航行します。本牧船舶通航信号所は4面の信号板を備えており、それぞれ75度、160度、270度、345度の方向を向いています。この配置により、様々な角度から接近する船舶に対して明確な信号を送ることができます。
本牧信号所▲写真中央左に映る白い建物が本牧信号所

およそ地上40メートル地点にある信号が、船舶の安全な航行を助けるために重要な役割を果たしています。具体的な信号の例をいくつか見てみましょう。例えばI(アイ)は入航信号と呼ばれ、入航して良いを意味します。また、O(オー)は出航信号と呼ばれ、出航して良いことを示しています。詳しくは以前のブログでも紹介しているので、併せてご覧ください。横浜 管制信号   ▲イメージ

環境と共生する未来港湾 新本牧埠頭
本牧の信号を過ぎると、海上には黄色のブイがたくさん浮かんでいるのが見えます。これは浮標と呼ばれる海上の目印で、船舶の安全な航行を助けるために使用されます。浮標は、航路の指示や危険区域の警告など、様々な役割を果たします。中でも、黄色い浮標は工事現場を示すことが多く、船舶の誤浸入を防いでいます。黄色の浮標
現在工事が進められている新本牧埠頭は、完成すれば世界最大級のコンテナ船が2隻同時に着岸可能となります。これにより、大型船の直接寄港が増え、物流コストの削減と時間短縮が実現します。また、環境に配慮した設計も行われており、生物共生型の護岸が整備されるそうです。

護岸に書かれた文字は?
運河を進み、コンテナターミナルが近づいてきました。道路のような標識はありませんが、船の上から見てみると、護岸には注意を促す言葉が書かれていることがわかります。写真だと見えづらいですが、『護岸付近水深浅し』『この先 運河内ドルフィンあり』と書かれているようです。護岸1護岸2
ドルフィンとは陸から海に突き出た係留設備で、大きな石油運搬船のような特別な船舶が使う停泊場所です。海の中に立てられた柱のような構造物で、船舶をしっかりとつなぎとめることができます。大きな船舶も安全に停まり、普通の港の岸に横付けしなくても、荷物の積み下ろしができるため、効率よく作業ができます。ドルフィン▲護岸から飛び出した部分がドルフィン
地理院地図▲今回紹介したのは地図で見ると星印のあたりです

おわりに
今回のブログではコンテナターミナルへ向かう途中の船上から見た横浜港についてご紹介しました。海の安全や港湾物流の発展を支える景色がたくさん見えましたね☺️コンテナターミナルでの作業の様子は、ポートサービスのYouTubeでもご覧いただけます。臨場感たっぷりの貴重な映像をぜひお楽しみください。今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


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参考文献
国土交通省 関東地方整備局
横浜市ホームページ
横浜港シンボルタワー
ドルフィン

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