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【船舶免許実技必須】ロープの結び方(前編)巻き結び/もやい結び/クリート止め/いかり結び

はじめに



いつもポートサービスのブログを読んでくださりありがとうございます。

古くから人々の生活の中にあり、狩猟の道具として使われてきたロープ。船舶を運航するポートサービスの日々の業務の中でも欠かせない道具の一つです。今回はロープワークの基本となる結び方『巻き結び』『もやい結び』、小型船舶でよく使われる『クリート止め』、いかりをしっかりと固定するための『いかり結び』の4種類を紹介します。

今回紹介する4種類は小型船舶免許でも必須の結び方なので、免許の取得を目指している方はこちらの動画と併せてご覧ください🎵

いちばん簡単 巻き結び


巻き結びはロープをポールやビットに縛り付ける結び方です。ロープの摩擦で、ロープを締める。単純に見えますが、ただ巻き付けただけではスルスルとほどけてしまいます。 巻き結び


いちばん使える もやい結び


もやい結びは、ロープの端に輪っかを作る結び方です。もやい結びは、船を繋ぎとめるという意味の『舫う(もやう)』が語源。船を繋ぎとめることができるほど強固で、日々の現場でも簡単に結ぶことができます。実際に船員さんに結んでもらったところ、5秒もかかりませんでした!もやい結び▲覚え方は『下・下・上』

もやい結びは荷物を持ち上げるために使ったり、輪を自らに掛けて安全確保のために使うこともできます。また、テントを設営する際にはペグに張り綱を掛けるために使われ、アウトドアシーンなどでも広く使われています。


小型船でよく使う クリート止め


クリートはロープを括るためのパーツです。船を係留するときなどに使われ、小型船舶では必須の結び方です。8の字を描き、最後にくるっと捻ってクリートに掛けるだけの単純な結び方ですが、ロープの下に巻き終わりがくることでしっかりと固定されます。クリート止め▲クリートの代わりに指を使って練習できます


衝撃吸収&ねじれにくい いかり結び


いかり結びは重たいいかりを支えるため、3種類の結び目で構成されています。(写真ではハンガーをいかりに見立てています)

1つ目の結び目(写真@)では、いかりのロープを取り付ける部分に二重の輪を作り、ロープエンドを通して引き締めます。2つ目の結び目(写真A)はハーフヒッチ、3つ目の結び目(写真B)として、前述したもやい結びを作って完成です。

複数の結び目を使うのは、海の中でロープがねじれるのを防いだり、1本のロープに負荷が掛かるのを防ぐためです。いかり結び▲一つ一つの結び方は簡単

例えば、もやい結びだけでいかりを止めたとすると、いかりがずれてしまったり、輪が大きいとねじれてしまいます。それを防ぐために結び目を組み合わせて構成されています。難しそうに見えますが、一つ一つの結び方は単純です。

おわりに


今回は巻き結びもやい結びクリート止めいかり結びの4種類を紹介しました。巻き結び、もやい結びの2種類は、色々な結び方の基本でもあります。
ちなみに、小型船舶1級・2級の実技試験では、今回紹介した4種類に加えて、一重つなぎ、二重つなぎ、本結びの3種類を合わせた7種類のロープワークから1種類が出題されます。動画でも紹介していますので、併せてご覧ください🎵

今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。次回も引き続き、ロープワーク後編をお届けします。ぜひお楽しみに🎵

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