2024年12月24日 [横浜の通船・ラインボート ]

はじめに

いつもポートサービスのブログを読んでくださり、ありがとうございます。
年の瀬も迫り、新年への期待が高まってきましたね。ところで、皆さんは今年見た初夢を覚えていますか？初夢とは1月2日に見る夢のこと。『二度寝してしまって初夢を忘れてしまった！』という人も少なくないかもしれません。今回は船とも結びつきの深い初夢について、興味深いエピソードをお届けします。

初夢とは

冒頭でも紹介した通り、初夢とは1月2日に見る夢のことを指します。『元旦じゃないの？』と思いませんか。これには諸説あります😀
大晦日から元日にかけては、眠らずに過ごす習慣が増えたことや、書初めや初売りなどの新年の行事が2日に行われるようになったことが関係していると言われています。時代によって異なりますが、明治以降は2日から3日にかけてみる夢を初夢とすることが多くなったようです。

縁起が良い初夢　3選

一富士二鷹三茄子

初夢と聞いてまず初めに思い浮かぶのは、一富士二鷹三茄子でしょうか。
この言葉はそれぞれ高いものや成功を象徴しており、特に富士山は日本一の山として特別な意味を持ちます。また、縁起が良いものを順にあげたとする説があり、「一富士二鷹三茄子」のあとは「四扇五煙草六座頭」と続くそうです。

茄子や煙草…と、一見するとお正月とは関係ないように思える言葉ですが、それぞれ対応する意味があります。富士山と扇は末広がりの形から繁栄を象徴、鷹と煙草は上昇する様子から運気の上昇を表現、茄子と座頭は「毛が無い」という特徴から「怪我ない」を連想し、家内安全を意味するそうです。座頭：剃髪した盲目の法師のこと

蛇

次に紹介するのは2025年の干支でもある蛇の夢です。蛇は水辺に生息することから、雨や水を象徴する存在として「水神の使い」といわれることがあります。水の恵みや豊穣をもたらす存在として古くから信仰されています。
そのため、夢の中に出てきた蛇に嫌な印象を持たなければ運気上昇を表すそうです。また、白や金の蛇は財運を招くとされ、広く親しまれている縁起物です。今年は巳年ですから、初夢に蛇が出てきたら、ますます縁起が良さそうですね。

宝船

宝船とは、七福神や八仙が乗った宝物を積んだ帆船のことを指します。見るからにおめでたいといった感じですよね。帆には『宝』『寿』『福』などの縁起の良い文字が描かれ、幸運や繁栄を象徴します。
また、宝船の絵には「なかきよの とをのねふりのみなめさめ なみのりふねの おとのよきかな」（永き世の 遠の眠りの みな目ざめ 波乗り船の 音のよきかな）という回文歌が書かれており、この絵を正月2日の夜に枕の下に敷いて寝ることで良い初夢を見ると信じられています。これについては2022年の年明けのブログでも紹介しているので、ぜひそちらも併せてご覧ください。

おわりに

いかがでしたか？新年を迎えるにあたり、今回のブログが幸運を呼び込むきっかけとなれば幸いです。皆さまの2025年が素晴らしい年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。本年のブログはこれが最後となります。どうぞ良いお年をお迎えください。

過去のおめでたいブログはこちらから💁‍♀️
【縁起物】船の上から安全な航行を見守る○○像とは？
七福神を乗せた縁起物の船、宝船とは？

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参考文献
Wikipedia初夢
初夢とは？
「初夢」はいつ見た夢のこと？縁起が良い「一富士二鷹三茄子」の理由とは
巳年とは