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2024年06月25日 [横浜の通船・ラインボート ]

船のスピードってどれくらい?【船舶の特徴と速力】

はじめに


いつもポートサービスのブログを読んでくださり、ありがとうございます。今回はポートサービスで活躍している船の特徴を紹介しつつ、船のスピードと海の生物のスピードを比べてみました。作業や人員輸送のための船舶がどのくらいのスピードで航行しているか、イメージしてみてください😊

船のスピードってどれくらい?



❖扇海丸と剣丸❖


ポートサービスで活躍している作業船 扇海丸や剣丸の速度は約8ノット。時速に換算すると14〜15キロほどです。乗り物としてはとてもゆっくりに感じますよね。これは、扇海丸や剣丸が押したり曳いたりすることに特化した作業船だから。造船所の中で特殊船を押したり曳いたりするため、分厚い鉄板を溶接して造られています。
船首の先には本体とは別にフレームがあり、特殊船にフィットするようになっています。扇海丸▲写真は扇海丸。スピードよりパワーが特徴の船です。

では、海の中の生き物で同じくらいのスピードなのは…?
• コウイカ:20km/h
• タコ:15km/h

(最大遊泳速度)

❖アルタイル❖


ブログやYouTubeでも紹介してきたパイロットボート アルタイルの速力はおよそ26ノット。時速48キロを越えます。アルタイルは水先案内人さんを本船(目的となる船)へと送迎するための船。スピーディで快適な移動を叶えます。
前述した作業船と比べると、形も流線形でスピードが速そうですね。船首はバルバスバウと呼ばれる波の抵抗を受けにくい形状になっています。アルタイル サムネ▲安全性能にも優れた設計です。

同じくらいのスピードの海の生物は…?
• ナガスクジラ:50km/h
• シロハラセミイルカ:45km/h

(最大遊泳速度)

以上紹介した海の生物の遊泳速度は、瞬発的な速度です。持続的に遊泳する速度とは2〜3倍の差があるそうです。

出典:魚の泳ぐ速度(遊泳速度) | リサーチ・ナビ | 国立国会図書館


番外編【史上最速の船とは?】


ここからは番外編として、最速の船をご紹介します。史上最速の船として記録が残っているのは、意外にも木製のモーターボート。 ちなみに、前述の作業船 扇海丸と剣丸は鋼船、パイロットボートアルタイルは軽量性が特徴のFRPで造られています。スピリットオブオーストラリア      ▲出典:Wikipedia Robertsf2012, CC BY-SA 4.0

❖スピリット・オブ・オーストラリア❖


さて、オーストラリアのケン・ウォービーが乗船し、1978年10月8日に水上速度記録を樹立したスピリット・オブ・オーストラリア。ジェットエンジンを積んだ同船の記録は、約511.121 km/hだそうです。
水上速度記録への挑戦は生還率の低い無謀な取り組みとも言われ、実際に平均時速300mph(時速約482q)を超えるスピードを出した挑戦者のうち、生還できたのはウォービーのみだそうです。海の中の生物とは比べられない速さでした💦

おわりに


今回は船のスピードについて身近な海の生物と比べてみました。ポートサービスで活躍している船舶については、こちらのページからもご覧いただけます。

また、現在ポートサービスでは求人を募集しています。陸上での勤務もありますので、『海の近くで働きたい!』という方も、『船のお仕事に興味はあるけど、免許って必要なのかな…?』と迷われている方も、ぜひお問い合わせください🎵


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