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2024年01月23日 [横浜の通船・ラインボート ]

船舶エンジンの馬力とは【人間は何馬力?】

はじめに


2023年に始まったパイロットボート造船の工程を追うYouTube『パイロットボートができるまで』シリーズも、いよいよ後半戦。先日造船所に伺った際は、エンジンの積み込みが行われました。そんなわけで、今回はエンジンやモーターの出力を表す際によく使われる単位、馬力について深堀りしてみたいと思います。エンジン写真

馬力とは


馬力とは、馬一頭が発揮する仕事率のことで、ある重さの物体を、どれだけの時間で、どれだけの距離を動かしたかを表します。
馬一頭の仕事率=1馬力。ここで注意が必要なのは、瞬発的な馬の最高出力=1馬力ではないということ。1馬力は輓馬(荷を引く馬)が継続的に荷を引っ張る際の仕事率を基準にしています。馬力とは

人間の馬力はどれくらい?


一般的に、1馬力は、重さ75kgの物体を1秒間に1m持ち上げる力のことをいいます。

『その重さなら、人間でも持ち上げられるのでは?』と思いませんでしたか?確かに、人間の瞬間的な仕事率は約1馬力と言われています。
例えば、体重60〜70`の男性で、トレーニング中級者〜上級者の方だと、バーベルベンチプレスで75`程度は持ち上げることができるそうです💪(もちろん女性でもトレーニングや体格次第で持ち上げることができます😊すごい!)

でも、継続的に1メートル持ち上げることは難しいですよね。ちなみに、人間が継続的に発揮できる仕事率は約0.14馬力だそうです。

エンジンと馬力の関係


船舶の抵抗やプロペラの回転摩擦にもよりますが、一般的に、馬力が大きいほどエンジンは強力で、高速で走行する能力が向上します。
ありがたいことに、ポートサービスのYouTubeでは4400馬力のタグボートが大型船の接岸をサポートする動画が大人気です。この動画を見ると、馬力のすごさがわかります。



そして、600馬力(2基)のエンジンをパイロットボートに積み込む様子は、ポートサービスのYouTubeにて今週公開予定ですので、ぜひお楽しみに🎵

おわりに


共働き世帯のことを2馬力と言ったり、パワフルでスタミナのある人のことを、馬力があるなんて言ったりしますが、人間の馬力は0.14。この数字どう思われましたか?(笑)

ちなみに、時速15kmで泳ぐことができる重さ20kgの大きなカンパチは0.11馬力だそうです。人間とほぼ同じ。ちょっとビックリな数字でした。
今回も最後まで読んでくれてありがとうございました。次のブログもお楽しみに🎵

こちらもオススメ😊☞タグボートのブログタグボートのすごいパワー!馬力や特徴を紹介します

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