2022年05月09日 [横浜・みなとみらい情報]
大注目の横浜観光スポット!ハンマーヘッドの名前の由来は?
横浜の大人気観光地を巡る海上交通船シーバス。
横浜に来たことがある方なら、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
シーバスは横浜の主要観光地を結ぶ海上バス。渋滞知らずで横浜港のすてきな風景を楽しみながら、ミニクルーズ気分が味わえます。
そして、これまでの横浜駅東口、ピア赤レンガ、山下公園を結ぶ定期航路に2022年4月23日、新たに【新港ふ頭桟橋】が加わりました。
新港ふ頭桟橋があるハンマーヘッドは、2019年に開業した客船ターミナル・商業施設・ホテルなどからなる地上5階建ての複合施設です。
コンセプトは街と陸・海・空をつなぐ海の駅「ヨコハマ ウミエキ」。海上交通船シーバスの新しいターミナルとして、これからの発展がますます楽しみです。
それにしても、ハンマーヘッドって変わった名前ですよね。
ヨコハマだからハンマー…?名前の由来、何だと思いますか?
ハンマーヘッドの名前の由来はこちら☟どどんっ
ハンマーヘッドの先端にそびえ立つのがこちら。
ハンマー(金槌)に形が似ていることから、ハンマーヘッドクレーンと呼ばれています🔨🔨🔨
大正3年に建造されたこのクレーンは、海上での貨物の積み下ろしに使われてきました。クレーン荷役の先駆けとなり、日本の近代化を支えてきたそうです。
その歴史的価値が評価され、ハンマーヘッドクレーンは経済産業省の近代化産業遺産、土木学会選奨土木遺産にも認定されています。
そして、約100年前に導入されたハンマーヘッド型のクレーン5基のうち、現存するのは
@長崎県長崎市の三菱長崎造船所 ジャイアント・カンチレバークレーン
A長崎県佐世保市の佐世保重工業株式会社佐世保造船所のジャイアント・カンチレバー・クレーン(通称SSK)
B神奈川県横浜市のハンマーヘッドクレーン
…の3基だけ!
そのうち長崎県の2基は造船所で現役として活躍中なので、こんなに間近で見られるのは
横浜港だけなんです。
【ハンマーヘッドクレーンの歴史】
新港ふ頭は、明治32年(1899)に埋め立てを開始した場所。
大正3年(1914)に完成し、ハンマーヘッドクレーンが設置される。
イギリス製で、日本初の港湾荷役専用クレーン。
それまでは、人力、小船などで沖合の船から荷役していた。
直接船への荷役が可能になったことで、日本のクレーン荷役の先駆けとなる。
大正12年(1923)の関東大震災で約80%の岸壁が被害受けるも、ハンマーヘッドクレーンは被害なし。
1970年代以降、海上貨物はコンテナが主流となる。
次第に、本牧ふ頭や大黒ふ頭の方に役割が移っていく。
平成13年(2001)ハンマーヘッドクレーンは、貨物積み下ろしの役割を終える。
シーバスにご乗船の際は、ぜひハンマーヘッドクレーンを見上げて、歴史に思いを馳せてはいかがでしょうか。また、ハンマーヘッドは施設海側や飲食店のテラスから港町横浜を堪能できるおすすめスポットでもあります。ハンマーヘッドクレーンを見ながら、ランチを愉しむなんてこともできるので、横浜港にお立ち寄りの際は、足を伸ばしてみてくださいね。
※新港ふ頭桟橋就航に伴い、3月をもちましてぷかり桟橋での発着は終了しています。
〜引用元〜
公式リンク【マリーンルージュ・シーバス・横浜クルージング】
横浜市観光情報サイト【新たな展望スポット「ハンマーヘッドパーク」と「ハンマーヘッドデッキ」がみなとみらいに誕生♪ 横浜港の歴史的クレーンが圧巻!
ニッポン旅マガジン【ハンマーヘッドクレーン(新港ふ頭)】